投資 神経経済学・脳科学

【はげのメリット?】ハゲている方が投資で成功する理由を神経経済学で解説!

2019年2月12日

どうせ「はげ」なんてメリットもない、と嘆いている人へ。

投資の世界ではある都市伝説があります。

はげている人の方が金融トレードの成績が良い」というものです。

実はこれ、正しいんです。

ハゲと投資がどう関係しているのかを神経経済学で見ていきます!

人がハゲる理由

 

まず「人がどうしてはげるのか?」を説明してきましょう!

 

良く聞く話

男性ホルモンが多い人はハゲやすい」と聞いたことありませんか?

 

北国宗太郎
なんか聞いたことがある。
これは微妙に間違っているから少し説明しておくね
牛さん

 

よく「男性ホルモン」と言いますが、ここでは「テストステロン」というホルモンだと思ってください。

男性ホルモンの「テストステロン」は、女性にも存在しています。量は男性の0.1、それより少ないです。

 

人がハゲるのは、テストステロン(男性ホルモン)が酵素の働きで、ハゲを引き起こす「別のホルモン (ジヒドロテストステロン)」に変換されてしまうことが原因です。

 

ポイント

テストステロン(男性ホルモン)が多いと、ハゲを引き起こす「別のホルモン(ジヒドロテストステロン)」が作られる確率は高まるため、「男性ホルモンのせいでハゲる」という表現が世間では使われています。

なので、単純に「テストステロン(男性ホルモン)が多い=はげる」ではないので注意が必要です。

 

投資で勝ち続ける人の脳がどうなっているのか?

 

神経経済学では、人の脳や生体が、私たちの行動にどう影響を与えているのかを研究する学問です。

神経経済学の分野で、ハゲている投資家の方が成功しているという元ネタとなる研究があります。

2008年4月14日「Annals of the National Academy of Sciences」より

 

この研究結果によると

成功している株式トレーダーの大半は、男性ホルモン「テストステロン」の値が高く、これによって自信や活力がもたらされている。

という実験結果が出たそう。

 

なぜ成功している株式トレーダーのテストステロン(男性ホルモン)の値が高いの?

ここで疑問に思うかもしれません。

実は、生物というのは「勝利」すると男性ホルモン(テストステロン)が強まります

 

例えば

スポーツ選手のテストステロン値は競技前に上がります。

そして、競技に勝った選手のテストステロン値はさらに上がるのです。

逆に負けた選手のテストステロン値は下がります。

 

じつは、テストステロン値が高まると、自信が強まり、リスクを恐れずに行動するようになります

なので、スポーツに限らず、戦いで勝利したオスはテストステロン値を高めていき、次の戦いでも勝つ可能性を高めるのです。

 

ココがポイント

こうした現象を「勝者の効果」と呼んでいます。「勝つ」とテストステロン値が高まり、自信を強め、リスクも積極的に取るようになり、次に勝利する可能性を高めます。

 

株式投資に置き換えると?

株式投資で儲かると、投資家のテストステロン値は上がっていきます

すると自信が強まり、リスクも積極的に取れるようになります。

勝者の効果」で、次の投資にも勝つ確率が高まり、テストステロン値も上昇していくループに入ります。

 

なぜハゲている人は投資成績が良いのか?

さて、勝ち続けている人の頭の中を見てきました。

 

北国宗太郎
牛さん。結局ハゲとどう関係しているの?
勝っている人は「テストステロン値が高まる」というのがポイントだよ。
牛さん

 

最初に「ハゲる原因」について説明したのを覚えていますか?

人がハゲるのは、テストステロン(男性ホルモン)が酵素の働きで、ハゲを引き起こす「別のホルモン (ジヒドロテストステロン)」に変換されてしまうことが原因です。

そして、テストステロン(男性ホルモン)が多いと、ハゲを引き起こす「別のホルモン(ジヒドロテストステロン)」が作られる確率は高まります

 

株式投資の都市伝説で「はげている人は投資の成績が良い」というのは、まさにここからきています。

 

step
1
株式投資で儲かるとテストステロンが高まる

step
2
自信が強まり、リスクも積極的に取れるようになる

step
3
「勝者の効果」で、次の投資にも勝つ確率が高まる

step
4
テストステロン値が上昇していくループに入る

 

そして、テストステロン値が高いと、ハゲを引き起こす「別のホルモン(ジヒドロテストステロン)」が作られる確率は高まります。

ここに「勝っている投資家=ハゲる」という数式が誕生するのです。これこそ「はげ」の最大のメリットなのです。

改めて書く必要もありませんが、もちろん諸説あります。

 

はげていることを嘆いている人の中には、強烈な競争社会を生き抜いてきた人、勝負ごとに勝ち続けてきた人、そうした勲章として「はげ」が生まれているかもしれないのです。

スポンサーリンク

ハゲ以外にもテストステロンが高い人の特徴

 

実は、テストステロン値が高い人というのは、頭のハゲだけに表れる現象ではありません。

ということで、ハゲ以外にもテストステロン値が高い人の特徴を見ていきましょう!

 

  • 人差し指より薬指が長い

テストステロンが多い男性は、人差し指よりも薬指が長い傾向があります。

反対に、薬指よりも人差し指が長いと女性ホルモンが多いと言われています。

 

それを裏付けるように、薬指が長い人には次の特徴もあります。

・運動神経が良い
・冒険心がある
・闘争心が強い

 

  • ヒゲが濃い

テストステロンが多いと、ヒゲが濃くなりやすいと言われています。

ちなみに、ヒゲもハゲと同様に、テストステロンが酵素と結びつき「別のホルモン(ジヒドロテストステロン)」に変換されることが影響しています。

 

  • 声が低い

低い声を出す男性は、テストステロンが多いと考えられています。

サルやゴリラなど、オス同士の競争が激しい社会では、低い声の方が他のオスをけん制するなどの研究もある。

スポンサーリンク

テストステロンはバブルの要因になっている?

 

「ハゲは投資の成績が良い」という話をしてきましたが、話はテストステロンが高い人は投資の成績が良いんですね~だけではありません。

「テストステロンが高い人が勝ちやすい」という話は、ハゲに繋がる一方で、バブルにもつながります。

 

株式投資で儲かるとテストステロンが高まって、自信が強まり、リスクも積極的に取れるようになる。

「勝者の効果」で、次の投資にも勝つ確率が高まって、テストステロン値が上昇していくループに入る。

 

じつは、この過程で自信をつけていく投資家が、どんどんポジションを拡大させていき、ハイリスクな投資をしていきます

株式市場はどんどん過熱していき、いずれバブル経済になります

 

ポイント

「テストステロンが高い=投資で勝ちやすい人」という話は、個人レベルではその通りかもしれないけど、株式市場全体で見ると、バブル相場の遠因になっている可能性がある。

 

北国宗太郎
男性ホルモン(テストステロン)1つで沢山の話が分かるんだね!

 

テストステロン(男性ホルモン)は、筋トレなどをすると高まりますので、高めたい人は手始めに筋トレをするのが良いかもしれませんね!

 

おわりに

世間では「はげ」についてあまりいい印象を持っていないかもしれません。しかし、そのハゲは勝ち続けた結果なのかもしれませんね。

関連コンテンツ

-投資, 神経経済学・脳科学