Google・Apple・Facebook・Amazon
GAFA(ガーファ)は世界の市場を独占する四社の頭文字をとった言葉です。
さて、市場では既に「GAFAの中で生き残るのは?」という問いが活発に行われています。
一番多い声が「Amazon が生き残る」というものです。私は違う考えを持っているので、話していこうと思います。
現代の生活は「GAFA」に集約されるが今後は?
Apple製品を使って、Googleを使って情報を得る、Amazonを使って買い物をして、Facebookで他人と交流できます。
現代の生活がこのGAFAに要約できますね。
まず四社の時価総額を見ていきましょう!
- Apple=1兆ドル
- Amazon=8000億ドル
- Google(Alphabet)=7500億ドル
- Facebook=4300億ドル
四社でだいたい3兆ドルです。
「3兆・・・ドル?それってお高いのかしら・・?」
日本円で330兆円です(1ドル110円換算)。
アメリカの主要な500社の時価総額のうち10%以上がGAFAで占めています。
さて、GAFAの存在感を確認したところで、今後も巨人は生き残るのでしょうか?それとも倒れるのか?
その将来を考えます。
「Facebook」はどうなるのか?
最初にFacebookですが、問題が山積しています。
というのも、既にアメリカの若者のあいだで「Facebook離れ」が進行しているという話もちらほら。
日本でも意外とFacebookをしている人って少なくなっています。FacebookよりもむしろTwitterなどの方が勢いがあります。
ちなみに、そんな世間で言われているあたり前の話をここで述べたりはしません。
私が問題視しているのが、Facebookの方向性です。
Facebookを使う人が減っているなどの話ですが、永遠に続くサービスなんてありませんし、いつかは移ろうものです。そこは問題ですが、問題の本質ではありません。
本当に問題なのは、Facebookが主力のSNSサービスが衰退した後、どのような企業として成長していくのか、生き残っていくのか?
現状ではイマイチ分かりません。
これは非常に大問題です。
この問題が発生している原因もハッキリしています。
さきに言っておきますが、あくまで私の個人的な見解です。
CEOのマーク・ザッカーバーグ氏です。
彼はハーバード大学在学中、Facebookを立ち上げています。
天才です。
自分でプログラムを組んで、サービスを作るくらいですからプログラマーとしてのセンスもぴか一でしょう。しかし、一流のプログラマーが一流の経営者かと言われれば違います。
まさにFacebookの問題点はこれにつきます。
マーク・ザッカーバーグ氏の年齢は、34歳(2018年現在)です。
そして1人で全ての指揮を取っています。
この若さ(年齢は関係ありませんが)でこれだけの大きな企業を経営する能力が彼にあったのか?
このポイントにはとても疑問が残ります。
Facebookの傘下には、WhatsApp・Instagram・Oculus など様々な企業があります。
特に最近は Instagram(インスタグラム)が有名です。2012年に約800億円で買収してから、一気に成長を加速させました。
またVR市場の拡大に伴いOculusも面白いです。
果たして買収した企業をマーク・ザッカーバーグ氏はちゃんと経営できているのでしょうか?
私は出来ていないと考えています。
WhatsApp・Instagram・Oculusの創立者はFacebookから立ち去っています。
どうもマーク・ザッカーバーグ氏は買収した後に、それぞれのリーダーたちと上手くやっていけてないように見えます。
私の見解(まとめ)
マーク・ザッカーバーグ氏は、将来性のあるサービスを見つけて買収するまでは、鋭い感性を持っています。しかし、他人が作った組織を上手く運営する力に欠けている。
そのせいで、買収した後にサービスの方向性が宙ぶらりんな状態になっているものが多い。
本業のFacebook自体のサービスが縮小している中、果たして今後は大丈夫なのでしょうか?
「Apple」はどうなるのか?
次にAppleです。
Appleは、かなりざっくりした意見です (ファンの皆さんには申し訳ないですが・・)。
デバイスを売るだけの商売では今後10年は持たない。
iPhoneやMacbookなどの売上が大きい中、既に全世界の人々へデバイスを売り尽くした感があります。
また、Apple以外の中国系のメーカーも台頭してきました。スマートフォン市場での独り勝ち状況が崩れています。
しかし、既にAppleは高級路線への移行を匂わせています。
あのリンゴマークには既に相当のブランド価値があります。そのブランドを活かしたビジネスは暫くは続くでしょう。
その面、Facebookなどよりは、企業価値の低下はゆっくりやってきます。
一応デバイス以外の事業にも投資を始めているので、直ぐに消えてなくなるわけではない。
私の見解(まとめ)
今後は企業ブランドを活かしたビジネスを展開して生き残る可能性が高い。
また、他の事業等にも投資を進めているので今後の展開を注視。
しかし、今までと同様に世界一の企業として君臨し続ける事は難しいでしょう。
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「Amazon」「Google」どちらが生き残るのか?
さて、GAFAのうちAmazonとGoogleが残りましたが、どちらが生き残るか。
いまさらですが、仮に1つだけ王者として生き残るとすれば、
私は Google だと考えています。
ECサイトに実費店舗も展開、AIスピーカー、書籍の市場などもAmazonなしでは語れません。
それでも私がGoogleが生き残ると考えるのは理由があります。
Amazonのいまを作った男、ジェフ・ベゾス。
ジェフ・ベゾスの経営手腕がなければ今のAmazonはありません。
それこそが問題です。ジェフ・ベゾスがいたからこそ、ここまでの覇権を握ることが出来ました。
彼の狂気ともいえる熱意によって切り引かれたAmazonを、彼以外の人間が率いることが出来るのでしょうか?
世界一の企業としてではなく、世界有数の企業としては可能かもしれません。しかし、世界のトップ企業としては無理です。
彼はまだ54歳です。後継者がどうなるのかという問題は少し早すぎる話かもしれません。
ただし、いずれはぶつかる壁です。
Googleは創業者が徐々に経営から離れていき、後継者への意向もスムーズに進んでいます。
私の見解(まとめ)
どちらも世界のトップレベルの企業です。しかし、Amazonはジェフ・ベゾスの狂気でのし上がってきたのに対して、Googleは特定の1人の影響が少ないです。
今後のながいスパンで考えたときに、その差は大きいと考えています。
個人の狂気が作り上げた企業 vs 様々な天才が作り上げた企業
どちらが勝つのか、見ものです。
結末はご自身の目でお確かめください。
というわけで今日は以上!
それでは!