恋愛が続かない・・。恋人に飽きてきた・・。
いつも短命に終わってしまう恋の原因。
恋愛が続く人と続かない人との差は?
どうして恋人に飽きてきたの・・?
あなたの恋愛が長く続かない理由を脳科学で解明!
恋が生まれるメカニズム
恋愛が長く続かない原因の1つは、人が恋に落ちる理由と関係があります。
というわけで「人はどうして恋に落ちるのか?」という話からしていきます!
既に「人が恋に落ちるメカニズム」は脳科学で説明がつきます。恋に落ちる時に重要となるのが「PEA(フェニルエチルアミン)」というホルモンです。
別名は恋愛ホルモン。恋愛特有のドキドキ感や気持ちの高揚をコントロールするホルモンとして働いています。
恋に落ちる時
脳内では「PEA(フェニルエチルアミン)」の濃度が上昇して、脳が快感を感じています。
「恋に落ちる」というとロマンティックな印象を受けますが、脳内のホルモンが恋のドキドキ感を演出しているにすぎません 。
恋に落ちて「PEA(フェニルエチルアミン)」が分泌されると、その作用で、ドーパミンも大量に分泌されます。
ドーパミンは、別名「快楽ホルモン」として有名です。
ドーパミンと言えば、アドレナリンが生成する前の段階の物質で有名ですね!
ドーパミンがたくさん出ている状態になると、ハイな状態になり、判断力を低下させます。そして恋愛で良くある「あの人と一緒にいたい!あの人が全て!」みたいな状態になります。
ココがポイント
ドーパミンは恋愛以外にもギャンブルなどでも登場します。どちらも快楽を求めて、依存症になることもあるので注意が必要です。
注意!
ドーパミンが出ている時は、薬物を使っている時と同じような状況になっています。過度な恋愛依存になっている人は注意が必要です。
ちなみに
こうした「PEA(フェニルエチルアミン)」で恋に落ちて、「ドーパミン」の影響で恋に盲目になる仕組みは、種の存続をうながすため?と言われています。
このように恋愛をすることで、男女間の関係を深めて、結果的に子孫繁栄に繋がります。
「子孫繁栄のための仕組み=恋に落ちる」なのかもしれません。
恋愛が終わる理由
さて、恋が始まる理由があるように、終わりにも理由があります。
その一番の理由が「脳内ホルモンの効果が最長3年で切れる」ためです。
ポイント
先ほど紹介した恋愛ホルモン「PEA(フェニルエチルアミン)」は、恋愛が始まって数カ月から約3年で作られなくなります。
その証拠に、カップルが一番分かれやすいのが付き合って2年~3年付近です。また、結婚4年目が一番離婚する可能性が高いのも同じ理由だと言えます。
特に恋愛体質の人は、このあたりで恋人と別れます。
その後、また恋に落ちた時の快感を求めて異性を探し出すのです。
ココがポイント
恋人と長続きしない人は、恋愛による快感を求めるだけで関係が終わっているからです。
よく「恋人に飽きた」と言う人がいますが、それは恋愛ホルモンが切れた証拠です。
しかし、みんなが同じというわけではありませんよね?
恋愛が長く続く人は「恋」を「愛」に変えて関係をはぐくんでいるのです。恋人に飽きずに、燃え上がる恋を「愛」へと変えることが出来た人は何が違うのでしょうか?
「恋」から「愛」へ変わる理由
恋愛は一種の薬物中毒と同じような状況で、長く続きません。
しかし、3年以上も付き合っているカップルはたくさんいるのは何故でしょうか?
恋愛の興奮状態から、愛情を感じる状態へ変わるために重要なのが「オキシトシン」です。
「オキシトシン」は、恋人に対して共感・信頼・愛情を感じさせる効果があります。
オキシトシンと一夫一妻制
(Wikipediaより・アメリカハタネズミ)
- 有名なハタネズミ
一夫一婦制のハタネズミとして有名な「プレーリー・ボール」の脳では、オキシトシンを感じやすい脳構造になっています。
交尾などでオキシトシンが発生すると、より一層夫婦の絆をさらに深めていきます。
注意ポイント
しかし、オキシトシンを阻害する薬を投与すると、一夫一婦制の生活を止めて、他のプレーリー・ボールと交尾をはじめるのです。
人の言葉で言えば「すぐに恋人に飽きて、違う相手を求めるている状態」です。
つまり、恋愛が続かなかったり、恋人にすぐ飽きてしまうのは「オキシトシン」が関係していることが分かります。
オキシトシンは、恋人と手をつないだり、抱き合ったり、性行為をすると分泌されて、相手と一緒にいたいという気持ちを強めます。
恋愛の激しい興奮が終わっても、手をつないだり、スキンシップが重要です!
オキシトシンを分泌させて、恋人を信頼して、安心できる相手として認め、愛情を長続きさせましょう。
ココがポイント
恋愛が直ぐに終わってしまう人は、一時的な快楽を求めるのではなく、相手とのゆったりとした関係を築く努力が必要になります。
ちなみに、恋愛が直ぐに終わる理由はこれだけではありません。
恋人から愛情を感じなくなる理由
ここまでは、愛情を生み出すことが出来ずに、恋愛が長続きしないという話をしました。
「恋愛が続かない・恋人に飽きた」という状況は、愛情を生み出すことが出来ずに、また恋に落ちる時の快感を求めて、別の恋人へ足を向けたと言えます。
一方で
愛情を生み出す以前に、突然、相手からの優しさなどを感じなくなることがあります。なんだか、恋人からの好意を全く感じなくなったような現象。
この現象は女性に多いのですが、その原因となる脳ホルモンがあります。
それが「セロトニン」です。
「セロトニン」は不安を抑えてくれる脳内ホルモン。睡眠・食欲などを調整して、人に安心感を与えたり、気持ちをリラックスさせる機能がある。
ちなみに
うつ病の人は、セロトニンの濃度が低いです。
ポイント
「セロトニン」は女性の方が分泌が少ないことが分かっています。なので「不安を感じたり、何かに依存したくなる」といった現象が女性の方が現れやすいのです。
恋人がいるにもかかわらずセロトニンが少ないと、恋人が自分のことを好きなのか心配になって、重たい愛を示すようになります。
または、相手から優しさを感じなくなり、他の異性に興味を持ったりします。
こうして、カップルの関係が冷えていき、短い恋愛で終わってしまうという事態に繋がります。
せっかくの恋愛を短命にしないために
というわけで恋愛が長く続かない・恋人に飽きる理由は大きく2つあります
一時的な快楽で終わってしまった
恋愛は、恋に落ちた瞬間に快楽を感じて、暫くの間その快感が続きます。
しかし、その効果が切れる時に破局を迎える可能性が高まります。「恋人に飽きた」という感情は恋愛ホルモンの効果が切れたからと言えます。
ポイント
長く付き合うためには「オキシトシン」を分泌させて、相手と愛情をはぐくむことが重要です。
オキシトシンは、恋人とのスキンシップから分泌されるので、恋愛の興奮状態が終ってもスキンシップを忘れないようにしましょう!
相手に不安感を感じて長く続かない
セロトニンが不足していると、不安を感じやすい状態になります。
せっかく恋人がいるのに、相手が本当に自分が好きなのか不安になって、重たい恋人となっていたり、その不安から別の異性に目移りしてしまう可能性もあります。
ポイント
セロトニンが不足しないような生活が重要になります。
セロトニンは、朝日(太陽光)を浴びたり、リズミカルな運動をすることで分泌されます。大豆製品を取ることも重要です。
おすすめの生活習慣
朝起きて、朝日を浴びる。朝ごはんに味噌汁(大豆)とバナナを欠かさない。その後は、軽い運動をする!
セロトニンが不足しないような生活習慣を心がけましょう。
恋愛が続かない人は試してみては?